前回の出産は、新型コロナウイルスが日本で拡大し始めた、2020年5月でした。
コロナ禍のため、妊婦検診の同行や出産の立ち会い、面会などはできない状態でした。今現在も多くの産院が同様の状況だと思います。
2年前になりますが、立ち会いや面会ができなくても問題なく、むしろ快適に過ごせたという自分の体験を記します。
もちろん、立ち会いや面会ができた方がいいこともたくさんあるのですが、
今後出産を控えている方で、それが叶わなくとも、全く悲観する必要がなく、むしろいいことがたくさんあるので、やる気満点で出産で挑んでいただきたく、共有させていただきます。
立ち会い出産・面会NGの出産が快適な理由
①陣痛に耐えられる、むしろ集中できる
一人目の出産は、夫に立ち会ってもらったのですが、今振り返ると、かなり”夫頼り”になった出産でした。
いきみたくなる度にお尻を押し続けてもらい、かなりの長時間、夫もヘトヘトになるほど付き合ってもらったと思います。
痛い、喉が乾いた、トイレにいきたい、色んな要望を夫に伝えては、励まし手伝ってもらっていました。
それに応えてくれた夫にはとても感謝しているのですが、あの時の自分の心境としては、
「夫に頼りたい」「夫がなんとかしてくれる」という気持ちが大きく、自分の中の「産む!」という気持ちが今ひとつだったような気がします。
それだけ夫に頼った初めての出産だったため、立ち会いができない2人目の出産はとても不安でした。
一番心配だったことは、一人で陣痛を耐えられるか、いきみ逃しができるか、ということだったのですが、
「一人でできるいきみ逃し」を色々と調べ実践したところ、大きな痛みを感じることなく落ち着いて出産することができたと思います。
自分が実践したいきみ逃しはたった一つ
いきみたくなったら、長〜〜〜く息を吹く、そしてゆっくり息を吸う
これだけです。ビビリの私が、たくさん調べた中で、多くの方が提唱されていた方法だと思います。
そして陣痛が来るたびに、赤ちゃんのことを想って、「頑張って出ておいで〜」と声をかけました。
そして、気兼ねなく頼れる人おらず、自分が頑張るしかないという状況は、かえって「産む」ということに全集中できたと感じます。
一人目に比べ、出産時間も痛みも、10分の1くらいで済んだのは、経産婦ということもありますが、
呼吸法、そして「産む」ということに集中できたことがよかったのだと思っています。
②お見舞いがなく、ゆっくり休める
産後の体はやはり疲れています。
そんな中でも2〜3時間おきの授乳やおむつ替え、検査などがあり、産後の母は忙しいものです。
日中だけ、または夜中も母子同室という産院もあるかもしれません。
そんな中、夫や両親、友人のお見舞いがあれば、多少なり部屋を片付け、少々身なりも整えなければなりません。
お見舞いに来てくれると嬉しいものですが、会えなくとも、ゆっくりできていいものです。
「ご飯を作らず、ゆっくり寝られる」そんな時間は、退院したら滅多に訪れない貴重な時間です。
寝ていたらご飯がやってくるなんて、最高すぎる。
産まれたての我が子と一緒に、のんびりゆっくり過ごして体力を回復させましょう。
「立ち会い・面会できたらよかった」と思うこと
そうはいってもやっぱり、立ち会い面会できたらよかったなと思うことはあります。
上の子と数日間会えない
毎日一緒にいた子どもと、生まれて初めて6日間も離れて過ごすことが、とても寂しかったし、
まだ2歳だった子どもも不安だったと思います。
毎日テレビ電話をしましたが、まだよく意味が分かってない子どもは「ママこっちおいで」と何度も私のことを呼んでいました。
退院時に6日ぶりに会った子どもを見た時は、思わずわんわんと泣いてしまいました。
でも案外子どもはへっちゃらだったようで、嬉しそうにはしていましたが、「よう久々!」という感じでした。
パパやお婆ちゃんなど、自分と遊んでくれる人が周りにいれば、ママが数日いなくても大丈夫なようです。
お家に帰った後、新しく迎えた赤ちゃんのことを、とても可愛がってくれました。
まとめ
コロナが落ち着き、以前のように、過ごせる日が早く来て欲しいと願っています。
出産の立ち会いや面会は、できた方が、もちろんいいです。夫がいればきっと心強いです。
でもそれが叶わなくとも自分の場合、さびしさや孤独さより、むしろ「自分が頑張るんだ!」というパワーに自然に変わっていました。
そして産後も心からゆっくり休むことができました。
まだまだコロナがどうなるか分かりませんが、これから出産されるご予定のある方、もしかしたら、立会・面会ができない方も、
不安に感じることなく、ゆったりとした気持ちで出産を迎えてほしいなと思います。
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